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気管支喘息・COPD

気管支喘息とは

気管支喘息とは呼吸の際に空気の通り道になる気管支が炎症を起こして狭くなり、呼吸が苦しくなる病気です。
狭くなった気管支を空気が通るのでゼーゼー、ヒューヒューとした呼吸音がします。
重度になると呼吸困難や呼吸停止を起こし、死に至る事も十分にあり、きちんと治療管理しなくてはいけない病気です。
小児から老人まで全年齢の方に発症の可能性があり、アレルギーと密接な関係があります。

気管支喘息の原因

アレルゲンとの接触や気道の感染症が主な原因になります。
代表的なアレルゲンはハウスダスト、ダニ、カビ、動物の上皮、食物(卵、ソバ等)で、これらを吸い込んだり摂取したりすると発作や症状の悪化を引き起こします。
その他にも、気温や気圧の変化、心因的なストレス、運動、アルコールの摂取、等が原因となることもあります。
夜から早朝にかけて症状が出現することも多いようです。

気管支喘息の治療法

治療は「アレルゲンの特定と除去」、「適切な薬剤の使用」、「体調管理」、の三点が非常に重要です。
現在では様々な喘息の治療薬があり、症状に合わせて吸入薬と内服薬を組み合わせて治療します。
症状が改善したからといって自身の判断で薬の服用を中止すると重症化したり、治療前の状態に戻ってしまったりするので減薬や服用の中止は必ずご相談ください。
最近は小児喘息のお子様も非常に多く、学校生活や日常生活に大きな支障が出ているケースも多く見られます。
出来るだけ早く治療を開始し、治療目標をしっかり定めてお子様が自発的に自分の体調を管理できるよう協力いたします。

COPD(慢性閉塞性肺疾患)とは

COPDは肺の生活習慣病ともいえる病気で、この病気の90%の方が喫煙者です。
喫煙によって慢性的に気管支に炎症が起きたり、気管支の末端にある肺胞が壊れてしまい呼吸困難を起こす病気です。
近年になって、「慢性肺気腫」、「慢性気管支炎」とされていた病気を総称して「COPD」と呼ぶようになりました。
自覚症状が現れた時には重症化しているケースも多く見られます。

COPDの症状

セキ、痰の症状が慢性的に続き、軽い労作時でも呼吸苦を感じます。
単なる風邪と勘違いしてしまいがちなので、異変を感じたら速やかに診察を受けてください。
重度になっていくと普段の生活にも支障が出るばかりか、心臓、その他内臓にも負担がかかり、全身に症状が出ます。

COPDの治療法

吸入薬と内服薬による治療が中心です。
喘息と同様に風邪をきっかけに悪化する事も多いので体調管理も大切です。
重症化すると通常の呼吸では十分に酸素が取り込めなくなるので酸素ボンベや酸素濃縮器を利用した在宅酸素療法の導入を検討します。

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